ミシュランの星の生まれるきっかけ

 ミシュランガイド   1900年、より安全で楽しいドライブのためのガイド、登場




  パリ万国博覧会が開催されたこの年。広まり始めたばかりのドライブ文化を、より安全で楽しいものにするために、ミシュランガイドが生まれました。まだ数が少なかった自動車修理工場の紹介あり、市街地図あり、休憩のためのガソリンスタンドやホテルの紹介あり、と、本当にドライバーがドライブを楽しむためのガイドブック。それが、なんと無料で配布されていたのです



ミシュラン兄弟は、ある修理工場で、傾いた作業台の足代わりに数冊のミシュランガイドが地面に積み重ねているのを見かけ、ミシュランガイドは無料で配布するよりも有料で販売すべきだと判断しました。「人々はお金を払って買ったものしか大切にしない」と兄弟は語りました。こうして、1920年からミシュランガイドの販売が始まりました。




ミシュランガイド:ニューヨーク版



年を追うごとに様々な国で創刊されたミシュランガイド。1930年代からレストランを星でカテゴリー分けするシステムがスタートしました。そしてミシュラン社員が匿名でレストランやホテルを訪ねるようになったのもこの頃。



覆面調査でミステリアスなイメージのみが先行してしまいがちですが、一番の目的は、「一般のお客様としてサービスを受けること」。調査員が訪れた時も、一般の方が訪れた時も、同じ条件で過ごせる・・・、つまり本当にドライバーたちが快適に過ごせるような情報を提供する、という目的が生き続けているのです。



そのような精神のもと、正確で、忠実な情報を載せていたミシュランガイドは、その正確さと膨大な情報量を評価され、第二次世界大戦中、連合軍のガイドとして特別版が作られるほどでした。(写真:右)

途中様々な評価マークが登場したり、消えたりしながら、発展してきたミシュラン・ガイド。



なんと創刊時から2006年までの間、1万2千キロメートルもの紙を使用してきました。これはパリから南アフリカの希望峰までの距離に相当します。そしてこれまで創刊されたガイドを積み重ねると、エッフェル塔の100倍の高さにまで至ります。



しかしながら、そんな紙の世界を飛び出し、オンラインサービスやGPSによる音声案内なども積極的に導入し、大成功。インターネットでの検索も、PDAでの利用を筆頭に発展を続けています。



  ミシュランガイド東京日本語版2008



デジタルソリューションという発展の方向性に加えて、もうひとつの発展の方向性と言えば、ヨーロッパ大陸以外の大陸への進出です。



2005年に初めてアメリカ大陸に進出、NYとサンフランシスコ版が創刊され、2007年には、ついにアジアの第一歩として、東京版が創刊されることが、2007年3月、発表となりました。



世界でも有数のグルメの街、食に敏感な街、トレンドに敏感な街、東京。星の数ほどあるレストランの中で、迷うことなく思い通りの店にたどり着くための、新しく確かな基準が、生まれようとしています。

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